令和3年度の取組について、次の通り報告致します。
1.教育理念 『幼児教育こそ人格形成の礎である』
教育目標 『生きる力』を育む 1.社会性を育てる
2.思いやりの心を育てる
3.主体性を育てる
4.基本的生活習慣の育成
〈 めあて 〉 「一人ひとりを大切にした明るく楽しい幼稚園」
〈 重点目標 〉 全ての子どもたちが、心身共に健やかに!
○ 明るく感性豊かな子ども
・思いやりをもって(個性を認め合う心)
・心豊かに(感動する心)
・自分で考える
・自分なりに表現する
○ 元気で健康な子ども[健康・安全の重視]
・生命の尊重
・心身の健康
2.めざす教職員の姿
◎ 園の教育方針を正しく理解し、目標達成と秩序の維持に努める。
○ 自己を厳しくみつめ、前向きな姿勢で職務の遂行にあたる。
○ 常に学び、互いに切磋琢磨して資質を高める。
○ 円滑な運営とより良い教育活動のために、建設的に意見を交わしたり、
実現のための努力を惜しまない。
◎ 教職員のチームワークと信頼関係を大切にする。 ○ 全員が、互いに愛情・信頼・責任をもって接すること。
○ 心身の健康管理に努めること。
○ 自主・責任・努力の意志のもと、協力・連帯の絆を力に職務に精励する。
◎ 子ども・保護者・外部の人に対して、真心をもって接する。
○ 温かい言葉、笑顔、思いやりのある言葉と、常に相手の立場に立って考
え、寄り添う。
3.重点的に取組む目標や計画
子どもの興味・関心のきっかけとなる環境設定に工夫を凝らし、気づきを共
有したり、考えが広がる具体的アプローチを保育の中に落とし込む。
また、新型コロナウイルス感染予防対策を講じながらも、育ちの場としての役
割を果たすべく、日々柔軟性のある保育教育活動を心掛ける。
人的・物的環境を整えつつも、子どもが主体的に過ごしたり、子どもが自ら創
り出す環境を大切にする。
4.評価項目の達成及び取組状況
評 価 項 目 | 取 組 状 況 | 評価 |
◎保育の計画性 教育理念 環境構成 評 価・反 省 | ○教育目標・保育の重点目標について、教職員間の共通理 解を深める機会設け、実際の保育に添わせていけるよう な具体的な話し合いの場面、反省会等の振り返りの機会 を定期的に設けるよう努力している。 〇子ども主体の環境づくりに工夫を凝らしている。 | B |
◎保育のあり方 安 全・健 康 幼児理解 指 導 | ○安全計画・保健計画・危機管理マニュアルに基づいて、 安全で健康な園生活を送ることに日々配慮している。 〇一斉メール配信システムを導入し、緊急時の連絡が漏れなく、正確に伝わるよう改善した。 ○子ども一人ひとりを大切にし、個と全体のバランスに配 慮した関わりに努めている。 | B |
◎職員の資質・能力 姿 勢・能 力 義 務・組 織 | ○常に組織の一員である自覚をもった言動を心掛けるよう 一人ひとりが努力している。 ○経験年数に見合った職務の遂行に努めると共に、個々の 特性を生かす職務の分担。 | B |
◎保護者への対応 対 話 交 流 | ○個人面談の実施、また、保護者アンケートを実施し、必 要な事項については園の方針を示したり、改善したりす るよう努めている。 ○教職員全員が、真摯な対応を心掛けている。 | B |
◎社会との関わり 幼小連携 子育て支援 | ○地域の小学校・幼稚園・保育園との連絡会に定期的に参 加して情報交換を行っている。進学先への情報提供。 ○年間を通しての未就園児教室の実施。 〇2歳児の一時預かりの実施。 | B |
◎研修と研究 意 欲・態 度 専門性 | ○研修会に積極的に参加し、学んだことを提供し、共有化 を図ることに努め、また、教員間での意見交換を通して の学び合いの場を積極的に設けるようにしている。 〇日々の保育の振り返りや意見交換が明日の保育を創り出 す研修・研究である意識をもっている。 | B |
評価(A…十分に成果があった。B…成果があった。C…少し成果があった。D…成果があった。)
5.今後取り組むべき課題
⑴ 従来の保育活動をそのまま継続するだけでなく、子どもの今をしっかり捉え、
子どもが主体的に生活・活動できるよう、具体的な見直しを図り、新たな取
り組みにも教職員が一丸となって挑戦していく。。
⑵ 園児の実態と中・長期的なビジョンに基づいた保育実践のバランスを取るこ
とを心掛け、行事に向けての取組や形態を適切に見直していく。
⑶ 園児の安心感と保護者の信頼に直結する日々の「保育」「対応」をより丁寧
に行うことを心掛け、保護者と子どもの成長を喜び合い、また、悩み等にも
寄り添える存在としての園・教職員となっていけるよう、資質の向上に努め
る。
⑷ 安全管理・危機管理を徹底し、新型コロナウイルス感染予防対策の継続、ま
た、地震・自然災害等どのような事態が生じても対応できるように、様々な
状況を想定しての訓練を重ねておく。
⑸ 幼保小、また、専門機関との連携をさらに深め、園児一人ひとりの将来を見
据えた保育を実施していく。
6.学校評価委員会の評価
・昨年度までの保護者アンケートでも要望として出されていた緊急時等の連絡
方法については、今年度から「一斉メール配信システム」を新たに導入した
ことにより、全員に確実な情報提供ができるようになったことは、保護者か
らの信頼にも繋がり、大きく評価できる。
・コロナ禍にあっても、日常の保育や行事の開催方法に、その都度適切に対応
しており、子どもと保護者の安心に繋がっている。
・教職員が教育理念や自園の良さに気づき、大切にすると共に、子どもの主体
性に着目しての教育環境のあり方や改善に積極的な姿勢を示しているので、
今後の保育の質向上に期待したい。
・保護者アンケートにもあるように、施設の整備や防犯面には具体的対応が必
要と思われる。保護者が安心して頂ける環境を整えるためにも、迅速かつ適
切な計画と実行が望まれる。